近年、働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大により、在宅で働く人が増えています。
ひと昔前は、「在宅ワークはあまり収入にならない」といったイメージがありました。
しかしいまは、手軽な副収入が得られるものから高収入のものまで、幅広い職種が揃っています。
「子育てがあるため在宅で働きたい」「空き時間を活用して、在宅でできる仕事がしたい」そんな方向けに、この記事ではおすすめの仕事10選をご紹介します。
在宅でできる仕事の平均収入は?
在宅でできる仕事は、会社に雇用されて働くものと、業務委託として働くものに大きくわけられます。
会社雇用の場合、給与は月給制・時給制で、通常の正社員やアルバイトと同じ収入です。
一方、業務委託では、時間あたりの給与ではなく、成果物などに対して報酬が支払われます。
業務委託では、副業で働くか、本業にして自営業者として働くかでも、収入は異なります。
日本最大級の業務マッチングサイトを運営するランサーズ社の調査によると、それぞれのタイプの平均年間報酬は下記のとおりです。
働き方 | 平均年間報酬 |
---|---|
副業・すきま時間で働く | 62万3000円 |
自営業として働く | 297万5000円 |
業務委託で働く人はフリーランスと呼ばれますが、同じフリーランスでも、働き方次第で高い収入となります。
さらに職種やスキルによって、個々人でも大きな差があるのが実状です。
在宅でできる仕事で収入を上げる3つのコツ
ここでは、在宅で仕事をして収入を上げるコツについて、3つ説明していきます。
作業効率を上げる
在宅ワークでは、作業効率を上げることが大切です。
同じ時間内でたくさんの作業ができるようになるほど、収入が増やせるからです。
作業効率を上げるには、以下のような方法があります。
- スケジュールを日々のタスクに落とし込み、優先順位を決める
- ツールの使い方を把握する
- 同じ作業はマニュアル化・テンプレート化する
自宅で1人で作業する場合、細かな指示がないため、始めは迷うことも多いかもしれません。
しかし、効率のよい段取りを考えたり、作業に慣れたりすれば、同じ時間で多く仕事ができます。
専門スキル・専門知識を身につける
専門知識が必要な仕事や、できる人が限られる仕事は、その分報酬も高くなる傾向があります。
たとえば、Webデザインはスキル習得まで時間や費用がかかるため、誰もができる訳ではありません。
そのため、アンケート回答のようなタスク業務よりも、単価が高くなります。
同じような例で「Webメディアの記事が書ける人」は多くいたとしても、不動産や金融といった特定のジャンルについて書ける人は少なく、深い知識も必要なため、単価も上がりやすくなります。
「いま専門スキルをもっていない」という場合でも、業務をしながら知識を付けることを意識すれば、収入アップしやすくなるでしょう。
複数案件を並行して行う
収入をアップのためには、1つの案件だけでなく、複数案件を掛け持ちして行うようにしましょう。
また、取引先も1つではなく、複数もっておくとよいです。
複数の案件や取引先をもっておくと、仮に1つの案件が終了したとしても、別の仕事を継続できるため、収入がゼロになるのを防げます。
また、1つの取引先に依存せずに済むため、価格交渉もしやすくなります。
在宅でできる仕事は、案件や取引先・勤務期間を自由に決められるのが利点です。
クラウドソーシングサイトや在宅求人サイトなどで案件が探せるので、目標に近づくために、いろいろなやり方にチャレンジしてみましょう。
在宅でできる仕事おすすめ10選
ここからは、在宅でできる仕事のなかから、おすすめ10選をご紹介します。
1.Webライター
Webライターは、Webを中心としたさまざまな媒体に載せる文章を書く仕事です。
近年ではWebメディアの記事にとどまらず、SNS投稿文や電子書籍・メールマガジンなど、活躍の場が広がっています。
Webライターをするのに、特別な資格は必要ありません。
しかし、専門的な知識や資格をもっている人は重宝されるため、仕事が受注しやすいメリットがあります。
おすすめ理由 | 高額なソフトなどを購入する必要がなく、初期投資があまりかからない案件が豊富にあり、自分に合ったものを見つけやすい初心者可の案件もあり、初心者でも始めやすい |
注意点 | 初心者のうちは、単価が低い傾向がある |
初心者にもハードルが低いWebライターですが、Webライティングスキルを効率よく付けるには、オンラインスクール・通信講座もおすすめです。
オンラインスクール「Muse Academy」では、ライティングの基本からお仕事の進め方まで、プロとして自信をもって仕事するための実践的な内容が学べます。
効率よくWebライターになりたい方は、ぜひMuse AcademyのHPもご覧ください。
2.Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの見た目に関わる仕事です。
デザインツールを使ってWebページのデザインをしたり、デザインを基にコーディング(専門の言語を使って実装すること)したりします。
デザインの引き出しを増やしたり、トレンドをキャッチアップすることで、ターゲット・商材に合わせた高クオリティのデザインができるようになります。
おすすめ理由 | 案件が豊富で、今後も需要が見込まれるWebやデザインに関する幅広い知識が得られ、専門性が磨けるスキルアップで高収入が目指せる |
注意点 | 学ぶことが多く、知識のアップデートが欠かせない |
オンラインスクール「Muse Academy」では、デザインの基礎からポートフォリオ制作までを、現役プロに質問しながら学べるコースを提供しています。
「忙しくてもすきま時間で少しずつ進めたい」「じっくり時間をかけて学びたい」方向けの内容となっておりますので、気になる方はぜひHPをチェックしてみてください。
3.プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を使ってプログラムを組み、システムやアプリなどを開発する仕事です。
システムには、大企業で使われるような大規模システムからスマホアプリまで、さまざまな種類があります。
使える言語の種類を増やすなどスキルアップを続けることで、高い需要が期待できる仕事です。
おすすめ理由 | 需要が高く、案件数が豊富スキルアップにより、高収入が目指せる |
注意点 | 開発言語やデータベースに関する高度なスキルが必要ITのトレンドを学び続ける意識が必須 |
4.オンライン秘書
オンライン秘書とは、在宅で企業や個人事業主などのサポート業務をする仕事です。
仕事内容は、一般的にイメージされる事務作業に限らず、非常に幅広いのが特徴です。
依頼種のニーズや自分のやる気次第で、スケジュール管理から画像作成・Webサイト更新まで多くの役割を担うチャンスがあります。
おすすめ理由 | 特化したスキルがなくても、求められた業務を行って役に立てる信頼関係を築いて、替えの利かない人材になれる |
注意点 | コミュニケーションや気配りのスキルが必要 |
5.動画編集
動画編集の仕事は、テロップ入力やカット作業といった簡単なものから、構成を考えるものまで幅広い内容があります。
とくに多いのはYouTube動画編集ですが、ほかにも企業のPR動画やTikTokなど、活躍の場が広がっています。
おすすめ理由 | 動画コンテンツ市場の拡大により、高い需要が見込まれるデザインセンスを活かしてクリエイティブな仕事ができる |
注意点 | ハイスペックなパソコンと動画編集ソフトが必要高単価案件ではとくに高い専門性が必要 |
6.写真・動画撮影
写真・動画撮影は、自分で撮影した写真や動画を販売する仕事です。
画像サービスに登録すると、購入希望者に対してオンラインで販売できます。
サイズが大きくなるほど販売価格も上がり、売上から販売手数料を引いた額が受け取れます。
おすすめ理由 | 特別なスキルがなくても挑戦でき、未経験からでも始めやすい趣味がいかせる |
注意点 | 動画の場合はとくに、パソコンやソフトなどの機器を揃える必要があるプロの撮影した素材と比べられるため、売り方に工夫が必要 |
7.イラストレーター
イラストレーターの仕事は、イラストやキャラクターなどを作成することです。
一口にイラストといっても、下記のようにさまざまな種類があります。
- Webサイトやチラシなどに掲載するイラストやキャラクター・ロゴ
- SNSのアイコン
- Webメディアや書籍に載せるマンガ
受託でする仕事以外にも、LINEスタンプやストックイラスト販売などで収入を得る方法もあります。
おすすめ理由 | 自分の「好き」が活かせる人気やスキル次第で仕事が獲得しやすい |
注意点 | 依頼者の希望を形にするスキルが必要マッチする仕事を見つけたり単価アップしたりするのに時間がかかることがある |
8.ディレクター
ディレクターは、決められた予算やスケジュールに合わせ、制作全体の指揮を取る仕事です。
Webメディアのコンテンツを作る人をコンテンツディレクター、記事以外のページやサイト全体の制作から携わる人をWebディレクターと呼ぶこともあります。
専門的に特化したスキルよりも、総合的なスキルや説明力が求められます。
おすすめ理由 | コミュニケーション力やプレゼンテーション力が磨かれるマネージメント層に近くなる分、単価が上がる場合もある |
注意点 | 依頼主と作業者の間に立つ中間管理業務のため、板挟みに感じる人もいる |
9.SNS運用代行
SNS運用代行は、依頼主の要望に添って、SNSアカウントの運用を代わりに行う仕事です。
仕事内容はSNSアカウントの立ち上げや企画立案・投稿からレポーティングまで幅広い
種類があります。
おすすめ理由 | SNSに慣れていれば、未経験者であっても始めやすいSNSマーケティングのスキルが得られる |
注意点 | コメントチェックやユーザー分析など、細かな作業が多いSNSに関する最新の知識を学び続ける必要がある |
10.講師・家庭教師
講師・家庭教師は、生徒に対し指導やレッスンをする仕事です。
ここまで紹介したような仕事のスキルが身につけば、今度は「講師」として初心者に教える立場となれます。
たとえばプログラミングを学んで社会人向け講師になる人や、キッズ向けプログラミング教材の講師になる人もいます。
最近ではとくに、オンラインでさまざまな地域の生徒を指導する「オンライン講師」が人気です。
おすすめ理由 | 趣味や特技を仕事にできる多くの人と交流する機会がもてる |
注意点 | 生徒のためになる教え方を身につけなければいけない教える内容や生徒数により、収入が変動する |
まとめ
在宅でできる仕事にはさまざまな種類があり、働き方やスキルによって、収入が大きく異なります。
専門スキルを付けたり、スキルアップして作業効率を上げることで、収入が伸ばせます。
もし、どんな仕事を選んだらよいか迷ったら、働きたい時間や興味のあることから考えてみてはいかがでしょうか?
自分に向いた仕事が、きっと見つかりやすくなるはずです。
在宅でできる仕事の探し方や選び方については、こちらでも解説しています。
あわせてぜひご覧ください。