みなさんの家に図鑑は何冊ありますか? 子育て中のお家には、読む読まないは別として、少なからず1冊はあるのではないでしょうか。 子どもの好奇心を育み、楽しく知識を増やしてくれる図鑑。 今回は、小学生が図鑑を読むメリットと効果的な使い方・おすすめ5選を紹介したいと思います。
目次
小学生が図鑑を読むメリット
図鑑を読むことには、自分で調べる癖がついたり、「好き」がもっと深まったり、さまざまなメリットがあります。
勉強意欲や知的好奇心が高まる
図鑑は、子ども自身の好きなタイミングで何度でも読みかえすことができ、そのときの好奇心によって読むページも変わります。 漢字がわからず読みとばしていたところも、「なんて読むの?」と年齢が上がるにつれて考えるようになります。 自分のペースで読みすすめ、自ら継続して学ぶことができるため、勉強への心理的ハードルを下げてくれる効果も期待できます。
調べる癖・思考力がつく
図鑑は、生活や遊びの中で「これは何だろう?」「なぜこうなるの?」と、不思議に思ったときに開くと、イラストや写真を使いわかりやすく答えをだしてくれます。 パラパラとめくっているうちに、新しい「これはなんだろう」という気持ちが膨らみ、ますます図鑑を読むようになるでしょう。 これが繰りかえされることによって、自ら調べる癖がつき、思考力、読解力、表現力のアップへとつながります。
好きなことがもっと好きになる
わが家の12歳の長女は生き物が好きで、3冊の図鑑をよく読んでいます。 読むほどに「もっと知りたい!」という気持ちが強くなったようで、どんどん好奇心旺盛になっていきます。 最近では、写真やイラストの少ない(文章だけのものも)大人向けの本も読むようになりました。 図鑑を見ていると、好きな気持ちがもっと強くなる効果もあるようです。
親子のコミュニケーションが取れる
図鑑は親子のコミュニケーションも増やしてくれます。 うちの子も、テレビで動物の番組を見ているときに「これは〇〇何だよ!」「たしかこれは〇〇」とよく話してくれます。 学校で習ったのかを聞くと「図鑑に載っていたよ」という答えが。 こちらから、あえて知っていることでも質問すると答えてくれ、絵に描いてくれたりと、いつも以上にコミュニケーションが取れるようになりました。 図鑑を1冊選び、その中から子どもにノートに問題を書いてもらい、親が解くという遊びも盛り上がって楽しいですよ。
自分に自信がつく
好きなこと、興味をもったことを図鑑で調べることで、新しい世界を知る楽しみが味わえます。 自ら調べ、知識を得て、それを誰かに話すことで、自分の力で吸収したことを確認できるので、大きな自信につながります。
小学生の効果的な図鑑の使い方
子どもの勉強意欲や知的好奇心を自然と高めてくれる図鑑を効果的に使うには、コツがあります。 とくに役立つ4つのポイントをお伝えします。
調べたいタイミングで調べられるように手に取りやすい場所におく
リビングもしくはリビングの近くがおすすめ。 いつでも手の届くところに置いておくことがポイントです。 テレビを見ているときやソファでくつろいでいるときなど、気になることがあったときに「調べたい」と思ったタイミングで、すぐ手にとって調べられる場所に置いておくことで、子どもが自分で調べる習慣が身につきます。 ちなみに、わが家はリビングに置くスペースがないので、子ども部屋に置いています…。 それでもよく図鑑を読んでいるので、子ども自身に置く場所を決めてもらってもよいかもしれません。
「書き込み」「シール」OK 自由に使わせる
きっと、「きれいに使ってもらいたい…」と思う保護者さんもいらっしゃいますよね。 ですが、そこはぐっと我慢。 子ども自身が気になったところに書きこんだり、シールやマーカーで印をつけることで、そのときに読んだことを思い出したり、まだ読んでいないところが一目でわかるようになります。 子ども自身が育てていく図鑑は、きっと特別な1冊になることでしょう。
大人も同じ図鑑を読んでおいて質問する
子どもから問題をだしてもらって答えるもの楽しいですが、大人も同じ図鑑を読んで、質問してみるのも良いでしょう。 子どもがいつも似たようなページを読んでいる場合は、新しい発見をうながすチャンスになるはずです。
写真や図表をマネして遊んでみる
図鑑に書かれている長さや大きさは、目で見るだけではなかなか理解しにくいときもありますよね。 定規やメジャーを使って図表をマネして遊んでみるのも楽しいですよ。 写真を撮るのが好きな子は公園などに行って、花や虫などを実際に写真を撮ってみるのもおすすめです。
小学生におすすめの図鑑
おすすめの図鑑は、小学館の図鑑定番シリーズの「図鑑NEO」です。 美しい標本写真と圧倒的なボリュームの情報が満載なところが最大の特徴です。付属のDVDではドラえもんが楽しく解説してくれます。
人間 | 小学館の図鑑NEOシリーズ
人間の誕生の歴史や、体のつくりと働き、心や脳のしくみ、体や心の成長など、細密なイラストで詳しく解説します。 スペシャル特典「作ってかざろう!人体骨格クラフト」
きのこ[改訂版] DVDつき | 小学館の図鑑NEOシリーズ
おいしいきのこから猛毒きのこまで、まるごと一冊「きのこ図鑑」。約700種を掲載。 スペシャル特典「ドラえもん・のび太のびっくりきのこDVD(40分)」
[新版]宇宙 DVDつき | 小学館の図鑑NEOシリーズ
壮大な宇宙のスケール感を美しいイラスト、写真で体感できる! 宇宙の最新情報が満載! スペシャル特典「ドラえもん・のび太のびっくり宇宙DVD(95分)」
岩石・鉱物・化石 | 小学館の図鑑NEOシリーズ
河原の石から、鉱物、宝石、化石まで、450種以上を掲載。スーパー拡大写真つきだから、石のちがいがすぐわかる! スペシャル特典「【特製下じき】原石がわかる宝石ミニ図鑑
動物(生き物)好きなうちの子が選んだ図鑑
最後に生物好きのうちの子が一押しの図鑑を紹介します。
掲載種数ナンバー1! 10数名の専門家が最先端情報をバッチリ解説し、最新の生態を美しい写真で掲載! スペシャル特典「ドラえもん・のび太のびっくり深海生物DVD(80分)」 なぜこの図鑑を選んだのか聞いてみたら、こんな答えが返ってきました。 ・深海生物の迫力のある写真がおもしろい ・生態について詳しく書かれているから ・骨になるまでの順番がわかるのも楽しい ・人間の大きさと比較した図も載っているから、大きさの想像がしやすい ・たくさんの種類の深海生物が載っているから読んでいて楽しい 迫力のある写真が面白いのはわかるのですが、「骨になるまでの順番がわかるのが楽しい」という視点は斬新だなあと思いました。 最近では、「動物」「宇宙」「鉱石」といった博物館型といわれる従来のタイプよりも、「ふしぎ」「ひみつ」「くらべる」などのテーマを重視したテーマ型が一般的に人気のようです。 わが家の長女は博物館型が好みのようですが、もっと図鑑を楽しく活用してもらうために、今度は同じく小学館の「小学館の図鑑NEOぷらす」のテーマ型の図鑑とセットでプレゼントしてみようと思います。
まとめ
生活や遊びの中で不思議に思ったことを、図鑑を読むことで楽しく知識を吸収することができるのが、図鑑を読む最大のメリットだと思います。 さらに、小学生になると自分で調べる癖がつくことで勉強へのハードルを下げる効果も期待でき、夏休みの自由研究にも活用できるのも嬉しいですね。 今回ご紹介した効果的な図鑑の使い方、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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