1日の疲れを癒すお風呂。 しかし、子どもと一緒のお風呂はハードワーク、ついつい自分のことはあと回しにしていませんか? たまには、ひとりでゆっくりお風呂に入ってリラックスしたいですよね? この記事を読めば、お風呂の正しい基本的な入浴法や楽しむコツがわかります。 おすすめ入浴剤もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。 ひとりお風呂時間を豊かにできて、子育ての疲れが吹き飛びますよ!
目次
お風呂でリラックスできるよう押さえておきたい!基本の入浴法
毎日入るお風呂ですが、基本の入浴法を知らない方も多いのではないでしょうか? 医学的に正しく基本的な入浴方法があります。
おすすめ湯温と時間
まず、温度と時間は「40℃、10分」です。 なぜ、40℃なのでしょうか? わたしたち日本人にとって39℃はちょっぴりぬるく、41℃では高血圧の心配があります。 また、42℃以上だと交感神経が高ぶってしまうからです。 時間ですが、長いと熱中症になる可能性があります。 短いと血流がよくなる温熱効果を実感できません。 10分入浴すると、体温が0.5℃~1℃あがり、血流がよくなります。 だから「40℃、10分」がおすすめ!
肩までしっかり浸かることが大切
もうひとつのポイントは「肩までしっかり浸かること」です。 温熱効果、浮力効果、水圧効果が得られるからです。 半身浴だと、さまざまな効果がカットされてしまうので、全身浴をしましょう。
お風呂のリラックス術&疲労回復術
主婦は子育て以外に家事もこなし、家庭生活を支えていますよね。 お仕事もしているママもいるでしょう。 毎日、頑張っているママ! お風呂で疲れをとる入浴法を知って元気に過ごしましょう。
疲労感にバイバイ温冷交代浴
疲労回復術として温冷交代浴があります。 温かいお湯と冷たいお湯を交互に入浴すると、血管が広がったり縮まったりして手足まで血流がよくなるのです。 自宅で行う簡単な方法としては「温かい湯船3分、冷たいシャワー1分」を3回繰り返しましょう。 温まりよくなった血流を維持するため「最後は温かいお湯で終了」がポイントです。 疲労物質が取り除かれて、リフレッシュが可能です!
安眠したいならお風呂のタイミングと温度が大切
子育て中は、十分寝ても朝スッキリしないことはありませんか? 入浴によって睡眠の質をあげる方法があります。 それは「寝る1時間半前にお風呂・温度は40℃」です。 いったん体温をあげたあと、さがっていくタイミングで就寝することがポイント! 実際にこの方法を試してみたところ、翌日の朝「ぐっすり寝られた」と実感でき、脳のパフォーマンスも最高でした。 寝かしつけたあと、この方法でゆっくりと湯船に入り熟睡しましょう。
お風呂がリラックスルームに!楽しむ工夫とは?
ここでは、お風呂を楽しむ方法をご紹介します。 1日の終わりがハッピーバスタイムになりますように。
温泉BGMで非日常を体感
電車のなか、車を運転したり、子どもと一緒に歌を歌ったり、家事をしているときなど… 毎日1回は、音楽を聴いている方も多いのではないでしょうか? わたしがおすすめしたいのは、お風呂でYouTubeを活用すること、ラジオを聴くことです。 YouTubeで自分の好きな曲を聴くのもありですが、温泉のBGMを流すとリラックスできます。 湯船に入りながら目をつぶると、温泉の音、自然を感じる音が耳に入り非日常を味わえるのです。 また、ラジオは音楽と違って、自分で何を流そうかなと頭を使わなくて済みます。 あらたな発見ができて面白いですよ。
育児疲れ解消!マインドフルネス
戻れないとわかっていても、過去のことをお風呂で考えてしまうことはないでしょうか? また、親として未来の心配ごと、とくに子どもの未来を考えてしまうこともあるかもしれません。 そんなときは、お風呂でマインドフルネスです。 マインドフルネスとは「いま、この瞬間を感じること」。 あれこれ考えてしまいストレスがたまるので、勝手に自分を苦しめている状態から離れます。 やり方は「湯船に入り、鼻から3秒かけて息を吸って、5秒かけて口から息をゆっくり吐く腹式呼吸」をする簡単な方法です。 難しく考えずに、いまに集中してゆったり呼吸をします。 雑念が浮かんで来たら、呼吸に集中するようにしましょう。 毎日行うことが大切なので、湯船に入ったらマインドフルネスという習慣を作るといいですね。
ホッとできるグリーンバスルーム
お風呂の窓に観葉植物を置くのがおすすめ。 見ているだけで落ち着きますよ。 でも、小さい子どもがいる家庭では、観葉植物がおもちゃになる可能性もありますよね。 そんなときは、子どもの手の届かないところに、つっぱり棒をセッティング。 そこに100円ショップで購入したフェイクグリーン(ワイヤー入り)を巻きつけると、子どもに遊ばれず安心です。 お風呂がおしゃれになり、気分がホッとしますよ。
優しい気分になれるミルク風呂
優しい気分になりたいときは、スキムミルクを使ったミルク風呂で温まりましょう。
【材料】
- スキムミルク 大さじ5
- 重曹(食用) 100g
- バニラエッセンス 数滴
【用意するもの】
- ボール
- ヘラ
- 計量スプーン
【作り方】
- ボールにスキムミルクと重曹をヘラで混ぜ合わせます。 (※スキムミルクを入れすぎると湯あがり後にベタつく可能性があるため注意)
- バニラエッセンスを数滴入れます。
- 全体が、まんべんなく混ざったらできあがりです。
とても簡単なので、子どもと一緒に手作りを楽しめますよね。 バニラエッセンスを入れることでミルク感が増し、バニラの香りがイライラや不安な気持ちを小さくしてくれます。 さらに、真っ白なお風呂で、癒し効果抜群。
お肌が喜ぶ!?はちみつ風呂
美肌効果がある、はちみつ風呂はいかがでしょうか? お肌が乾燥してカサカサ、エステ気分を味わいたいときにおすすめです。 はちみつ約大さじ2〜3杯を手のひらにのせて湯船に溶かしていきます。 手足を重点的にしっとりさせたいときは、洗面器に溶かし入れて10分浸かってみましょう。 一緒に香りも楽しみたいなら、好みの精油をプラスするのもいいですよ。 精油を4〜5滴、はちみつと混ぜ合わせてから湯船に入れます。 おすすめは、ストレスを和らげるリラックス効果に加えて紫外線対策もできるラベンダーの精油。 ラベンダーは日差しの強い土地で育つため、自ら紫外線を守り、天然のSPF(紫外線防御効果)が備わった植物だからです。 湯あがり後はお肌すべすべ、リッチな気分になれますよ。
模様替えで気分転換
毎日入るお風呂がつまらない、気分を入れ替えたいと思うときはありませんか? そんなときこそ、お風呂の模様替えをしてみましょう。 色や小物で雰囲気をがらりと変えてみるのです。 ナチュラルな気分になりたいなら、洗面器、バスチェアなどを透明に合わせてみます。 ほかには、季節によってテーマを作りステッカーを貼るのも面白いですよ。 たとえば、夏は海へ来た気分になれる、海の生き物がいっぱいのステッカーを。 海で拾った貝を並べて飾ったり、ソープデッシュがわりにしたりするとおしゃれですね。 ステッカーや大きな壁紙なら賃貸にお住いの方にも安心して、いつもと違う雰囲気のお風呂を味わえますよ。
お風呂でリラックス!とっておきの入浴剤8選
世の中には、お風呂のグッズがたくさん溢れていますよね。 そのなかでも、入浴剤はお風呂を素敵な時間にしてくれるグッズです。 でも、いっぱいありすぎてどれがいいのか迷う方も多いのではないでしょうか? ここでは、子育てママにおすすめの入浴剤を8つご紹介します。
明日も頑張れる炭酸ガス入浴剤
疲れた体をメンテナンスするおやすみ前の入浴剤には、株式会社バスクリンから販売されている、きき湯ブランド「ファインヒート」シリーズの「リセットナイト」がイチ押しです。 炭酸ガス効果で疲労、体のコリ、冷え性を改善してくれます。 ツブ剤を入れてから1分間で溶け、あっという間に炭酸ガス風呂のできあがり。 「短い時間でもいいからお風呂に入って疲れをとりたい」そんな願いを叶えてくれる入浴剤です。 「明日も元気に子どもと過ごしたい!」「疲れを翌日まで持ち越したくない!」そんな方におすすめですよ。
まるでお姫様気分フラワー入浴剤
石鹸でできている薔薇の形をした入浴剤です。 湯船に浮かべれば、たちまちゴージャスな薔薇風呂に。 薔薇の香りがただよい、目と鼻、両方で楽しめます。 入浴剤に勢いよくシャワーをかけると、あっという間に泡風呂に変身します。 お姫様気分でゴージャスなお風呂に入れますよ。
心が休まる香りの癒しタイム入浴料
癒しが欲しい香り重視のあなたにおすすめです。 コスメブランドのアユーラから販売されているバスアイテムのなかで、人気なのが「アユーラメディテーションバスt」。 敏感肌の方にも安心の低刺激で、お肌がすべすべに! 植物成分配合、お湯が乳白色になりハーブの香りがとても魅力的です。
ほっこりしたいなら酒風呂入浴料
お酒好きなあなたは買わなきゃ損する入浴料です。 お酒から化粧品まで販売している菊正宗酒造が作った、日本酒(コメ発酵液・保湿成分)が含まれている美人酒風呂シリーズ。 便利な1回使い切りタイプで、香りと色が異なる4つの種類があります。 お酒を飲んでいなくても飲んだ気分になれますよ。 自分へのご褒美に、お酒好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
家族みんなで使えるオーガニック入浴剤
肌トラブルにお悩みなら試してほしいオーガニック入浴剤の「華密恋(カミツレン)」です。 無農薬で栽培したカモミールから、独自の製法でカミツレエキスを抽出。 合成香料、合成着色料、鉱物油などの添加物は一切使用していません。 全身をスキンケアできて、乾燥肌がなめらかに。 赤ちゃんにも役立ち、家族全員で使えますよ。
お風呂後もポカポカ続く水素入浴剤
入浴後も温かさを保ちたいなら、水素入浴剤がいいでしょう。 水素ナノバブルのパワーで、体の芯まで温まる効果を実感できます。 シュワシュワ泡が体を癒してくれて、お湯はとろっとした優しい触り心地。 洗顔、洗髪にも使用できてお肌つるつる、髪さらさら効果も! 香りも一緒に楽しみたいなら、アロマオイルやバスソルトと一緒に使用可能です。
腰痛にはツムラの薬用入浴液
漢方薬でおなじみのツムラから販売されている「ツムラのくすり湯バスハーブ」です。 子どもを抱っこして、腰を痛めたことはありませんか? こちらの入浴剤は、生薬エキスが血の巡りをよくして体を温める効果があり、腰痛を和らげてくれます。 約6種類の生薬から作られています。 もちろん肩こり、疲労、肌荒れ、冷え性にも効果的ですよ。
お風呂が温泉にチェンジ!入浴剤
温泉気分を味わいたいなら「那須天然湯の華」がおすすめです。 栃木県の那須にある高湯温泉から採れた湯の華(温泉に含まれる成分の一部が沈殿したもの)が、液状のままパックされています。 本物の温泉に入ったような硫黄の香りを楽しめ、しっとり感も極上です。 ぜひ、ゆったりと湯船に浸かりながら、YouTubeで温泉BGMを一緒に流してプチ温泉旅行気分を堪能してください。
さぁ!お風呂でリラックスタイム!子育ての疲れにサヨナラ
お風呂にゆっくり入ると、気持ちにゆとりができます。 正しく入浴し、楽しむ方法を取り入れれば、日々の疲れにサヨナラできます。 この記事を読んで、お風呂でリラックスし子育ての疲れを取り除けたら幸いです。 子育て中は、あれもこれもとやることがいっぱいで、自分の時間を作るのは難しいときもありますよね。 1週間に1回でもいいので、お風呂にゆっくり入り、リラックスしましょう。 誰にも邪魔されない、自分の時間を楽しんでください。 ※参考:早坂信哉著『おうち時間を快適に過ごす入浴は究極の疲労回復術』山と渓谷社 2021年 p26~29,34,35,46~49
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